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2004/10/14

本◆川原泉(★★★★☆)

川原泉(★★★★☆)漫画家

先週のBOOKランキングで1位
今週6位になっていた
川原泉というマンガ家ですが、

実は、わたしは、このマンガ家のファンでした。
まだ、描いてたんですね~。
最近チェックしてなかったので、俺が知らないだけか?

わたしが高校生だった頃に
隔日発行の「花とゆめ」でデビューしたと思います。

「花とゆめ」は、妹の影響で読むようになったのですが、
とにかく、このマンガ誌!
サブカル的要素満載のマンガ雑誌でした。
その頃の代表的な作品としては

・紅い牙シリーズ(柴田昌弘)
・ガラスの仮面 (美内すずえ)
・スケバン刑事 (和田慎二)
・パタリロ! (魔夜峰央)
・はみだしっ子シリーズ (三原順)
・ぼくの地球を守って (日渡早紀)

有名どころのこの作家陣みただけでも
俺なんかはゾクっとしますが、
これ以外にも まだまだ忘れられない作品が、たくさんあります。
「花とゆめ」については、後で詳しく書きたいと思ってます。


で、川原泉さんの話に戻りますが、
こんな大作家陣の中にポッと出てきたんですよ。
異色の「花とゆめ」の中で、更に、異彩を放って!

スタンスは、なんとなく、ほんわか。
…頑張り過ぎないキャラクター達が癒しの世界へ誘う…
絵のほんわかさ、読後感の暖かさは、群をぬいていました。
いうなれば、「花とゆめ」の中では、
少女まんが家らしい作家だった と言えるのかもしれません。

しかし!
この作家、そんじょそこらのマンガ家ではありません。
心理学用語がビシバシ飛び交い、言ってる事は、もう哲学的
それでいて、ほんわか癒し系まんが・・・
・・・ありえますか?

小難しい言葉を拙い絵(^^;とストーリーの暖かさで
ものの見事に使いこなしてました。

まさに、言葉の魔術師、後にも先にも この作家以上に
こんなことやってのけた人を見たことはない。
少なくとも俺は知らない。

ファンからは「カーラ教授」などと呼ばれたり、
まんが上でキャラが発言した言葉だけで、
「本日のお言葉」なんていう語録本まで
出来ちゃったり・・・

当時、GOKは、この人を天才だと思ってました。

だいたいにして作品のタイトルが冴えてる

「甲子園の空に笑え」
「銀のロマンティック わはは・・・」
「ゲートボール殺人事件」

 甲子園 笑うんか?
 ロマンティックがわはは・・・っておい(・・;
 ゲートボールと殺人事件

 相反するものの融合…両面価値性…?
 なんかそんなコトを考えさせられました。


「レナード現象には訳がある」

 レナード現象なんて知ってる人います?
 読んだ人は知ってしまいます。
 そして間違いなく忘れません。
 で、また、タイトル見ただけで癒されるんです。

他にも、

「愚者の楽園-8月はとぼけてる」
「どんぐりにもほどがある」
「アンドロイドはミスティーブルーの夢を見るか?」

 とぼけてるって…?
 ほどがあるって…?
 アンドロイドはって…PKディック?トリビュートかよ?

タイトル見ただけで、
ナにコレ?って興味を惹かれるものが多々あり。
わたしにとって、言葉の可能性を無限に掘り下げてくれた
作家なのです。

ただ、少女マンガ離れしてしまったというか、
マンガ離れしてしまった時期があって、
最近の動向は、全然知らなかったんですよね。

でも、本屋にはよく行きます。
で、先日、出張先で、何気に本屋によったら、
こんなん↓が、置いてあったわけですよ。 しかも平積みで!!

kawaharakawahara02

でぇ~( ̄□ ̄!! ってなもんです。
即買いっ! しますた。。。

改めて読んでみて、良いですな
自分自身 年とともに、得てきた知識は多くなるわけで、
最初のインパクトは無いにしても秀逸です。

まぁ、なんといいましょうか、
まとめるとしたら、

 少年少女が読んだら、
 賢くなったと思ってしまうような作品群・・・
 で、
 賢くなったと思わせておきながら、
 人の心と痛みを判らせるように
 なっているんだな…

 「若いうちに読んでおけ」

 そう言えるマンガ家です。

こんなところでしょうか?


今回の再遭遇で、ググって見たんですが、
川原泉さんについては、たくさんの人が詳しく考察していますネ。
興味ある方は、どうぞ↓

SUGAI, Manabu 氏 Bibliophile「川原泉」
<~しかし、作中人物たちはみな押し並べて、
   現実的なペシミストにしてのんき者。~>

うまいコト言いますなぁ~同感です。

Morris.氏「川原泉 試論」
<無用の用の知識を、装飾としてさりげなく
  使いこなせるというのは、なかなかできることではない。>

まったくもって同感です。

石けんの逆襲「川原泉さん作品批評」
もの凄い考察です。自分は全作品読んでないので、
ここまで語る事はできませんが、
これだけ、詳細に考察される事自体、
川原という作家のポテンシャルを感じますネ。


ちなみに、色々ググってたら
川原泉さんは、友人の三原順先生が亡くなってから
しばらく休業されてたようです。
で、空白期間があるんだなぁ~と初めて知りました。

っつーか三原順が死んだの知らなかったヨ
( ̄Д ̄;自分...._| ̄|○

「X-day」は、いい作品だった
当時何回も読み直してやっと理解した感が(×。×;
ご冥福をお祈り致します(-人-)

で、どうやって文章って短くするんですか…?(´・ω:;.:...


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