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2004/11/04

本◆Zガンダム(★★★★★)

z.JPG


 ●Zガンダム全5巻
  (小説)
  (★★★★★)
 ●著者:富野由悠季
 ●講談社
 ●1985年~1986年
 ●ガンダムシリーズ
 2作目「Zガンダム」
 の原作

z5-1.JPG


原作ではあるが、その発表がTVに追い抜かれてしまい
TVのノベライス版のように出版されてしまった作品・・・

ではあるが
原作である事は間違いなく
分かり難い 暗い と言われた作品の
奥の深さを
教えて・・・というより、・・・突きつけてくれた作品である

しかし、当時、原作者の富野氏ですら
本作に対して
肯定的なコメントをしているのを
聞いた事がない。。。

。。。今でもか?
やっと映画になるそうであるが

私自身としては、

 アニメを見て
 一人の一般人であったカミーユ(本作の主人公)が、
 ティターンズのパイロット ジェリド=メサに殴りかかるシーンと
 またこのカミーユが、エゥーゴに参加した後、
 同じエゥーゴに属するクワトロ(シャア)に殴りかかるシーンが
 印象的であり、かつ衝撃を覚えたのである。

 正直に言ってしまえば、「何で?」なのである。
 何でここで・・・他愛もない事で・・・殴りかかるのか?
 このカミーユという少年の心の闇を理解しなければ、
 到底この作品は理解できないと感じたのである。

 だから、もっと知りたいと思い、
 原作に手を付けてしまったんだな。
 正直、アニメの原作(まんが以外)を買うなんて事は
 初めてのコトでした。

 1巻を読んで、カミーユのコトが多少わかると
 アニメを見てても、「何で?」と思うことは少なくなった
 のを記憶しています。

 そして、この作品は、もの凄く深く 人の心を語った作品
 であるコトも感じてきました。

 先にも言ったように、原作の発売がアニメ放映に
 抜かれてしまったコトにより、
 GOKは、初めて、TVアニメ全作を残しておきたいと
 思った作品でもありました(原作と比較するためにネ)

 ・・・実際 途中から録りはじめ
    最初の方は 再放送されたのを録りました
   ・・・そして 今でも まだ あったりする(^^;・・・

 それだけ心に響いた作品でした


確かに 本作品は 悲劇 であることは間違いない

 本作は、カタストロフィな作品である
 ゆえに 昇華 できるのだ

 原作者が思うより
 感銘を受けた人は
 少なからずいるはずだ


これほどまでに、多くの登場人物(人々が)が
生々しくぶつかり合う作品は なかなかない
こんな作品は、当時のアニメには皆無だったと思う
今でも、そうは、お目にかかれるものではない。

・・・マンガでは、チラホラありましたが、
  そう、今思えば、
  柴田昌弘氏の赤い牙Ⅶ「ブルー・ソネット」
  なんか、主人公の深層心理として共通するところが
  あるような気がします。
  主人公のソネットとカミーユを重ねて見れば・・・

 ガンダムは メカ が強調されるけど
 善と悪 の 概念
 ひらたく言えば いい方(ほう) と 悪い方(ほう) という
 勧善懲悪の概念を 壊し、より現実世界に近い「心」
 描いた作品であると私は思う

 敵であれ 味方であれ 存在する理由はある
 Z は それが、1st よりも 色濃かった

 多くの人の心が生々しくぶつかり合えば、
 複雑になるのは必然である。


  エマ・シーンが、、、 レコア・ロンドが、、

  ジェリドが、、  ライラが、、、 カクリコンが、、、

  シロッコが、、、 シャアが、、  ハマーン・カーンが、
 
  フォウが、 ロザミアが、

  あげればキリがないくらいの心がぶつかりあう

  そして 敵と 味方 両方と対峙する
  カミーユは・・・


『人の心を 知りすぎた人間は
   崩壊するしか ないのかも知れない・・・ナ』

と使い古された言葉で 嘯いてみる・・・

それでも人は・・・


余談だが、(そもそも全部余談なんですが・・・)

カミーユは、崩壊した。
ブルーソネットのソネットは、死ぬ際で昇華した。

そして、今書きながら、思い出したのですが、
 黒沢清監督のCUREという猟奇殺人映画があって
 主演は、役所広司と萩原聖人
 萩原清人演じる間宮は、人の心に触れるコトによって
 自ら崩壊を選んだ人間なのだと思う
 そして自ら崩壊することで
 逆に人の心を操作する術を身に付けたのだ。
 そんな彼の最後もやはり殺されるコトでの死であった。
 ・・・そして殺した側の役所演じる高部は・・・

多くの作品(作者)にとって
人の心の深遠を描こうとしたとき
何故か行き着く先には、死の影がちらつくのである。

Zも 見る角度を変えると そんな作品に思えるのだ・・・

それが、暗さや 複雑さ 難解さ を生み出している
のだと思うが 要は 見るべきところは
 「心」 なのである


・・・ただ単に、GOKが悲劇好きなんじゃないの?
  って話もあるけどナ( ̄□ ̄;)

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30 Zとかガンダム」カテゴリの記事

コメント

z買いたい

投稿: | 2005/09/18 11:04

Zは、人の情念が織り成す群像劇!!

因果応報の応酬、負の連鎖、報われない愛
「ごめんなさいと言えんのかぁ!」

個性極まるMSが大量に登場したが、
それは、全て、個と個のぶつかり合いを
象徴したいが為ではなかろうか?

これは、間違いなく人間ドラマだ!!是非♪

投稿: GOK | 2005/09/19 14:34

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