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2006/01/07

Z◆恋人たち

機動戦士Zガンダム A New Translation
Ⅱ-恋人たち-

以前、ロードショー終了間際にギリギリで、
見てきたよ~とアップしましたが、
やっと感想なんぞを・・・見たのもう一ヶ月も前(w

機動戦士ZガンダムⅡ-恋人たち-

物語としては、
アムロとシャア(クワトロ)が再開したところまでを描いた一作目「星を継ぐ者」の続編であり、主なイベントとしては、ヒッコリーからのクワトロの宇宙への帰還。ニューホンコンでのカミーユとフォウの出会いとカミーユの宇宙への帰還。ダカールでの連邦議会開催。そしてアクシズのハマーン・カーン登場までを綴ったものとなっている。
テレビ版で言うと、第15話~第32話までにあたる。

また、『恋人たち』というサブタイが示すとおり、Zの中で描かれた恋の物語をクローズアップした作品となっている。

Zと言えば、複雑な人間関係、これでもかと色んなキャラを立たせた作品であり、ドラマの中に、数多くのせつない恋感情が綴られた作品でもあるのだ。
あげると、
●ジェリド←→マウアー、●カミーユ←→フォウ、
●ベルトーチカ←→アムロ、●カツ→サラ、
●ファ→カミーユ、●レコア→クワトロ、●ヘンケン→エマ、
●サラ→シロッコ、●レコア→シロッコ、
●ハマーン→シャア(クワトロ)・・・
枚挙に暇が無い。

テレビ版でも、事細かく語られた話ではないものもあるが、これら感情がZガンダムという人間達の物語に深みを与え、せつなく濃厚な物語に仕上げていたのは間違いない。

さて、映画版 Zガンダム「恋人たち」の感想なのですが、
人それぞれの恋心を描いた濃密なZにおいて、例えば、
アムロがベルトーチカにより再起する感情、カミーユがフォウを失う心、ファの嫉妬心、カツがサラを失う気持ち、サラの変化、ジェリドがマウアーを失う心、レコアの複雑な感情、ヘンケンのストレートな恋心、エマの恋に対する不器用さ、
といったこんなにも多くの感情を蓄積させつつドラマを進めていったテレビ版と比べると、映画版の「恋人たち」は、一言で言ってしまえば、あの尺でそれは詰め込みすぎだろ。って感じ。

一話一話に涙したあの感動は、無い。

カミーユとフォウ、カツとサラの話をメインとし、でも、ベルトーチカとアムロの話は外せないし、レコアの感情は捨て置けないといった感じで編集リメイクしたんでしょうね。大変だったろうなと・・・総監督 富野氏の苦悩が窺えます。

見ててそんな作品でした。

「恋人たち」そのタイトルどおり、恋心のオンパレード。全編クライマックスの連続にしたかったのかもしれないが、結局、全体として見ている側の感情の起伏をうまくコントロール出来ない状態に陥ってしまった気がします。

また、「恋人たち」に縛られるあまり、無くしてはいけないところも削ってしまっている気がします。

ダカールでブレックス准将が暗殺され、シャアは、死ぬ間際に准将からエゥーゴの指揮権を任される。亡きジオン=ズム=ダイクンの遺志を継ぐ者として君は一介のパイロットであってはならないと・・・
議会では、ティターンズが連邦正規軍の実験を握る事に成功。
そしてシャアの台詞。
「今日の都合で魂を売った人々の決定など、明日にも崩れるものさ」と・・・

この台詞は、なくしちゃいかんでしょう。

このダカールでの出来事は、正規軍ティターンズとテロ組織エゥーゴという裁定が下ったとも捉えられます。
また、准将暗殺によりクワトロ(シャア)が組織(エゥーゴ)の頂点に立つかに思われますが、シャアは頂点に立とうとはしませんでした。

しかし(おそらく3作目で語られると思いますが)、シャアはある出来事を境に決意し、同じダカールで、エゥーゴの代表として、演説をかまします。この演説により(他にもベルトーチカの活躍もあり)、エゥーゴは単なるテロ組織ではなくなり、ティターンズとエゥーゴの立場は逆転していくのです。

そう、そこにつながる重要な最初のダカールのはずなのですが、本作では埋もれてしまっている感が強かったです。

2作目まで見たので、当然、3作目も見に行く予定です。
しかし、3作目のサブタイ

 「星の鼓動は愛」 って・・・

どうなのよ。

なんかゴロが悪いっていうか、
言葉の響き的にもカッコよくないなぁ~

まぁ、自らを道化と呼んだシャアの演説と
カミーユがどうなってしまうのか?
それを見るだけでも価値はありか。

2006年 3月4日公開です。・




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