漫◆マンガ|メディア芸術祭
とは言っても、
何を持ってメディア芸術とするのか…
それが問題。
一覧に掲載されているものを見ると、
絵が綺麗、アーティステック、なだけではなく、
ギャグとかストーリーそのものだったり
基準はあいまいなのかな?
って感じがしました。
また、この作家さんだったら、これよりもこっちだろうとか、
何でアレがないんだ?とか色々思ったりして、
おそらく多くの方が、そう思ってるに違いありません。
以前TB頂いていた
六甲びとさんの
余は如何にして道楽達人になりしか:
100選の基準はなんなんだ?
「日本のメディア芸術100選」マンガ部門
の記事でもそのような事を書かれておりました。
私も共感してしまいます。
要は、
自分が好きな作品選べって事なのでしょうかねぇ。
結局、人気投票か?
という訳で、「発表したいと思います」って、
偉そうな事言ってる割には、
単に自分の好きな作品を投票しただけだったりして^^;
ただ、自分の好きなマンガなんて、
あげたらキリがありませんから、
自分の中である程度、基準は設けました。
それは、
マンガ界において、どうか!?ではなく、
自分として
革新的/画期的だった作品。
それでは、理由と一緒に・・・
以下、ダラダラと書きますw。
●『風と木の詩』 竹宮 恵子
正直、衝撃の作品でした。
女の子って、こんなん読むのか?って衝撃。
でも、成長過渡期において、
無性時代、両性時代を経て、単一性の時代を迎える
という考え方に、『ほおぉう』と感嘆。
●『ポーの一族』 萩尾 望都
いや、ほんとにこの時代、少女ものと少年ものの格差
というのを実感してしまいます。(今でもか?)
最初に読みきった時のあの読後感・・・
今でも忘れられません。
時間とは何か?を考えさせられた作品でした。
●『童夢』 大友 克洋
好きですね。もうとにかく絵が好きです。
緻密さと荒唐無稽さを融合させてくれた
私にとっては最初のメジャー作家さんです。
●『日出処の天子』 山岸 凉子
これまた、女子系まんが作品。
史実に基づいたフィクション。
知的好奇心をくすぐる物語でした。
何で、男子系では、こういう精神世界を扱う作品が
生まれないのだろうか?
●『笑う大天使』 川原 泉
摩訶不思議。
カーラ教授については、当ブログでカテゴリーまで
作ってるんで、言う事ないでしょう。
個人的にはこの作品以外で投票したかったが・・・
●『龍-RON-』 村上 もとか
男子系の史実に基づいたフィクションの代表作になるで
あろう作品。男子系はやはり精神世界よりもよりエンタメ
傾向が強いです。もう一級の大河ドラマです。
唯一、人に薦められて読んで、ハマッた作品。
オオツボ君元気?
●『PLUTO』 手塚 治虫・浦沢 直樹・作
/長崎 尚志・PD/手塚 眞・監修
手塚さん、浦沢さんとも他にあげたい作品が多々ある
のですが、あげたらそれでいっぱいになっちゃうので、
手っ取り早く、2人を上げられるこの作品!・・・
と言うわけではなく、なんていうのかな。
マンガのリメイクであるという事。
それで浦沢作品として成り立っている事。
マンガ作るのにプロデューサーが付いた事。
これ、何気にものすごく革新的な作品だと思います。
★『紅い牙シリーズ』 柴田 昌弘
少女マンガにSFをもたらした巨匠。
でも知る人ぞ知るマイナー漫画家的側面も・・・w。
緻密さと荒唐無稽さを融合させてくれた
私にとっては最初のマイナー作家さんです。
キャラ自体は、まんがチックですが、背景の緻密さと
言ったら、当時ぶっちぎりで抜きんでたと思います。
背景が緻密な作家さんが好きになったのは、
絶対この人のせい・・・w。
してまた、この作品、社会問題等含め時代を常に
先取りしていた。今、ワタシが新海誠さんという
映像作家さんにハマッているのも、元を質せば、
柴田先生の影響によるところが大きいと思う。
★『ほのかの書』 画:細村 誠/作:荻野 欣士郎
書・文字という地味なテーマを、目からうろこが
落ちるようなお話で、文字・日本語・日本文化を
問い質す意外にハードな作品。
『へぇ~度』かなり高し。
ハードだけれど、細村氏の画により、タッチとしては、
凄く柔らかい作品に仕上がっている。
某女性週刊誌で連載中だが、9月で終わってしまうらしい。
もったいない。
★『ナッちゃん』 たなか じゅん
板金屋さんの女の子が主人公。
これまたテーマが地味だが、目からウロコの実用に耐える
板金テクが満載。このマンガ読んで、電動工具の使い方
とか裏技とか、かなりマスターしましたw。
しかもちゃんとエンタメしてる。
という10作品となりました。
★印は、一覧からではなく、その他で直接入力による投票。
もっともっと、あげればキリないんですがね。
3つしか選べないのが痛い・・・
三原順さんの『Xday』とか
日渡早紀さんの『早紀ちゃんシリーズ』とか
市川ジュンさんの『陽の末裔』とか・・・
『ドラえもん』とか・・・(^^;
と、ダラダラと節操も無く書きましたが、
もし、ここまで読んでくれた方がいたらサンクスです♪
落ちも無く・・・
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コメント
自分が読んだことのあるのは、童夢だけだなぁ・・・
なんでルパンとガンダムが入ってないの?w
投稿: PARADiSOますたー | 2006/08/11 04:10
だって、ルパンとガンダムは
おいらにとって、アニメ部門だもん。
ガンダムっても「Z」だけどネ( ̄∀ ̄)bココ大事♪
投稿: GOK | 2006/08/11 12:33
なるほどぉ!アニメとマンガは違うわけですね!
投稿: PARDiSOますたー | 2006/08/12 03:41
ちらっと、見てきました。
「文化庁!何がしたいのあんたたち!」という感じでした。
まじめな顔したおっさんたちが額に汗を浮かべて、会議を開いている姿を想像してしまいました。
もちろん全員クール・ビズです(笑い。
人気投票でしょうね、これ。
投稿: t-nanase | 2006/08/12 15:20
>ますたぁ
媒体違うんだから、そりゃ違うでしょう・w・
>t-nanaseさん
え゙っ!文化庁に直接乗り込んだの( ̄□ ̄;
って、違うよね^^;
まぁ何はともあれ、ひとつの結果が出るという事は
次のステップになりますからね。
人気投票いいんでない。
でもマイノリティにも光を!w・
投稿: GOK | 2006/08/12 17:47
もちろん、「文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケート」のサイトです(笑い。
どうも最近言葉が足りません。
>でもマイノリティにも光を!w・
全く同感です。
投稿: t-nanase | 2006/08/12 19:18
メディア芸術際って毎年やってるみたいですね。
今回は、10周年でアンケートやってるみたいです。
今までの受賞作品いくつか見れます。
芸術って、
最近こんなにもデジタル?メカニカル?化
されてるのかと、びつくり(@O@)ですわ。
ストローパフォーマンス…あれも芸術なんだ
ふぅむ。拡いな。
投稿: GOK | 2006/08/13 14:33