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2006/09/11

シ◆シュヴァリエ#3,#4

どもGOKです。

シュヴァリエ#2の記事 大幅に校正しますたw。
多少は…妄想してた事文章にできたかな^^;

さて、シュヴァリエ
第3話と第4話続けて見ました。

現在、
 #1:デオン∴リア
 #2:四銃士
 #3:悲憤の剣
 #4:革命の信徒

と、4話放送され、物語は、静かに動きつつも、
まだまだイントロダクションの領域はでていない。
出ていないながらも、謎の言葉が表れ、
そしてまた、少しずつ解き明かされて行く・・・

たとえば、


H∴O
 HOMMES∴OPTAREの略。
 フランス語ととラテン語で日本語に直訳すれば、
 「人間 ゆえに 願い」となる。
 そしてこれはアナグラムで、
 ∴METAMORPHOSE
 メタモルフォース「ゆえに変身」となる。
 この言葉を詩人に施された人間は、
 ガーゴイルという亡者になるという。

nqm
 ナーカーム
 機密局の使う言葉
 王の詩と報復の詩が意味する事
 すなわち、単なる報復ではなく、
 王の下、満たされた調和を元に戻す事を示す。

機密局と革命教団
 明らかに敵対する組織として描かれながら、
 革命教団側のカロンが、リアと同じ言葉を発し、
 デオンと同じ思いを語るのは興味深い。
 保守派と革新派の政権争いというだけでなく、
 カロンの存在は、時代に抑圧され、かつ そのうねり
 の中生きている人々がいることを実感させてくれた。
 まだ、実態とその本来の目的がはっきりしないが、
 なんとなく、この対立の不毛さが見え隠れする。
 そして、それに翻弄されるデオンの姿が見え隠れする。

といったところ。


物語は、
デオン、リア、四銃士、彼らを中心に
それをとりまく人々の動きとして、進んでいく。

しかし、話の中心は、彼らであっても、
物語自体を動かしている力は彼らにあるのでない。
もっと大きな力。

フランスが抱えた問題。

この時代の人々が何に対して、もがき苦しんでいたのか
何を目指していたのか?

様々な組織、人物が層を成して降り注いでくる。
それはまるでエントロピーの法則のように
収斂されることはなく、
カオスを誘(いざな)っていく。

この作品における「言葉」
そこにある「言葉」や発せられる「言葉」は、
重要な意味を持って作品に反映され
その時代を紡いでいく。

この作品における「言葉」の扱いは、ある意味怖い。
かつて日本で茶人による茶道が力をもっていたように、
この時代の詩人が放つ言葉や詩、詩篇は、大きな力を
持っていたのである。

見る側が言葉に取り込まれないように・・・
第三者的目をもってみなければならない作品である
というのは、そういう面でも言える事である。

言葉には大きな力がある。
しかし、勘違いしてならないのは、
「言葉自体に力があるのではない。」という事。
放つ魂があってこそ言霊になるのである。

魂の無い弄された言葉に踊らされた人々は憐れである。
何が本物であるのか。

本作品は、謎解きでもあり、生きる為生き残る為の
葛藤を描いた作品でもある。


涼風真世×冲方丁の対談にて、冲方丁氏が
この物語の舞台となる18世紀フランスの革命前夜の時代について
興味深い事を言っている。

冲方--- 登場する人物や時代背景が非常に現代に近い。繁栄の後に訪れた斜陽の時代に、どうやって生きていくべきかという感じで。何も正しい答えなんてないのに、いろんな形でさまざまな人間が試行錯誤していて、それでも生きていかなくてはいけない。そういう時代に生きた人の精神の血みたいなものがありましたね。

そこに惹かれて、その時代性によって、
この作品は生まれたのだという。

なるほど、

どうりで、引き込まれる訳だ。

「BLOOD+」よりも
圧倒的に、この「シュヴァリエ」の方が、
テーマとして重厚だ。

混沌さに真実味があるという事だ。


ちょっと話はそれるが、ここで、シュヴァリエを見て、
BLOOD+について思った事を書いてみたいと思う。


BLOOD THE LAST VAMPIREシリーズ
では、そのカオスの重厚さが守られていたのだが、
なぜ、「BLOOD+」では無くなってしまったのか?

それは、混沌さと同時に思春期の感情、
NANAのような、恋愛の葛藤を描いた等身大の心も
中途半端に描いている事につきる。

だから物語が安っぽくなるのだ。
恋愛の葛藤を描く事が安っぽいのではない。
事実、NANAは安っぽくない。

BLOOD THE LAST VAMPIREシリーズ
の中にも愛する心の葛藤を描いていた作品はあった。
『上海哀儚』のように。

「BLOOD+」で、何が違うのかといえば、
カオスな部分と等身大の感情の部分のギャップ。
そこの感情を行き来するせつなさが無いから安っぽいのだ。

開き直りとあきらめを繰り返す主人公の描き方は、
将来、「BLOOD+」が、
作品として反面教師になるであろう事は揺ぎ無い
事であると感じる。


「シュヴァリエ」で、その点において怖いのは、
アンナの存在である。
次回第5話では、前面に出てくるようであるが、
ここで、中途半端に純愛物語みたいなものを出されると
グダグダになっちゃうぞと…

なんてたってアンナ役の声、「BLOOD+」の小夜役だからナ…
 って、声優さんが悪いわけぢゃないんですけどね。
 「BLOOD+」のグダグダさのイメージが~(^^;


前回NANAを引き合いに出したのは、今回のBLOOD+を引き合いに
出す為の布石だったんですよ…って、まぁどうでもいいかw

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