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2006/10/01

ア◆ゲド戦記

ゲド戦記公式サイトへ

ゲド戦記みました。

凄い酷評されてますが、
どんなもんだろうか?と。見てきました。

というわけで、原作の『ゲド戦記』を読んでない
私が見た感想・・・≪以下、ネタバレ注意≫


まず、別にそんな酷評されるほどのもんでもないと思う。

ただ、
いままで見たジブリ作品と比較すると確かに違いがあるなと感じたところがありました。

それは、
今までの作品が、人物やキャラクターが主体となって物語を構成していったのに対して、このゲド戦記は、人が中心ではないという感じがしたところ。

何が、主体となっているか?
そこにいる人々やその風景、自然の景色、建物、目に映るもの・・・主役級は確かに、アレン、テルー、クモ、ハイタカ(ゲド)といるのですが、何か違う。彼らを中心にした物語という感じはしない。
ん~、一言で言えば、その世界観が主役?…そんな感じです。

だから、ちと小難しい感じがします。
今までの胸躍るような痛快さとか、キャラクターの活躍、成長、それらを前面には押し出した作品ではないです。
心の葛藤やぶつかり合いを描いてはいますが、抽象的な感じ。おそらくは、現代社会が持つ病的な精神をもこの作品のメタファとして組み入れたかったのだと思います。原作の「ゲド戦記」もそういう社会風刺的なものを持つ作品と聞いた事がありますが、そのテイストだけを取り込もうとしたのかな。原作者からは、「いい作品です。でも、これは私の作品ではない。あなたの作品です。」と、まぁ、いわば原作的には落第点をもらってしまっているようです。

ゲド戦記Wiki
:ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文(仮)

それは、さておき(原作しならないので^^;)、
作品を見た感想続けます。

ジブリ作品的絵柄は踏襲していたと思います。でも、いつも以上に、風景美に拘った感じが結構するのですよね。雲の描き方とか。それと一番圧巻だったのは、ハイタカとアレンが、初めて、舞台となるポートタウンに到着した時のシーン。丘の上から俯瞰するのですが、あれは凄い絵だと思った。何ですかね、言うなれば、活気に満ち溢れた廃墟とでも申しましょうか、混沌さが滲み出るシーンだった。心の中で思わず「お~っ!」って感じw。ちと感動した。

それから、テルーの唄。手嶌葵が歌う劇中の唄なんですが、これは素直に感動した。感動しときなさいって感じ。いいですよ。この声、この曲、この歌詞。せつなさに満ちている。

あと映画音楽、ケルト音楽っぽくて好きだな。
映像に合っていたと思う。


相変わらず、
メインストーリーと関係ないところで感動してるかσ(^^;


まぁ、作品的に何をメタファとして含んでいるか考えるとちと面白いかもしれない。例えば『需要と供給』のバランスとかね。真の需要とはなんであるのか?利益ありきは判るが、その為に捨てていいものとは何であるのか?と言った事。作り出されるまがい物や本来必要の無いものを消費させられる人々の姿が作品の中で描かれている、需要があっての供給が本来であるが、作り出される需要に群がる消費者の構図。現代社会でも数多く見られる現象だ。低年齢層の高級ファッション化、ヲタク(秋葉)文化のメジャー化。おしゃれになるのは悪くない、マイノリティに光が当たるのも悪いことではない。でもそこにあるのは、人々の幸せを願うものではなく、目的は、あくまでも親の金であり、結婚しない単身者の小金である。つまり、子供たちの欲求の開発と独身者の欲望処理の供給による需要の開拓である。

そして、そんな世界にこの言葉が、響くのである

『生きることを大切にしない奴なんて、大嫌いだ!』

判りにくい?

要は、
「消費することを美徳とした世の中に対する警鐘」
という面もこの言葉には含まれるんじゃないか?
と思った次第・・・

生きることは消費することであり消耗していく事であるが、
浪費することでは決してないんだぞ…と、そういう事。


と、まぁ、なんとなく妄想…


ところで、なんで、有名俳優とかタレントを声優として使うんだろうか?
岡田准一と香川照之は、かなり違和感あった。特に香川さんは、俺的に、本人の顔が浮かんでダメだったなぁ。菅原文太と風吹ジュンは、まぁ聞けたかな。他にも内藤剛志や倍賞美津子、夏川結衣、小林薫なんかがカメオ出演的に出ていますが、そんな事する必要あるのだろうか?いい方にとらえれば、本のチョイ役だけど、重要な役だよってメッセージ的にも捉えられるけど、そんな役者ポジションで、キャラ語られてもナ・・・って感じ。
唯一、声優としてちゃんと役に徹して仕事をこなしたと思えるのが、田中裕子さん!凄いね。終わるまで誰だか判らなかった。てっきり違う声優さんかと思ってた(まぢ榊原良子さんだと思ってた^^;)。田中裕子さんに役者魂感じた。


まぁ、個人的に掘り下げれば掘り下げられる作品(脳内暴走多分に含むw)。もう一回見てみたいなとは思いましたね。エンタメ性はあまりないけど。

でね、この作品の最大の疑問。
脳内暴走駆使してもね。ちと理解に苦しむ事があるんよ。

竜って、結局何なの?

これが、曖昧だから、
『ゲド戦記』じゃない!と言われる所以なのでせうかねぇ?

あれ?
ひょっとして、根本的に漏れ理解してないのか?( ̄□ ̄;

まぁ、許せw。


例によって、
「みんなのシネマレビュー」と「allcinema ONLINE」の評価

ゲド戦記 - JTNEWS:みんなのシネマレビュー

ゲド戦記 - allcinema ONLINE

ちなみに上記2サイト、映画記事の時は、大抵載せてますが、未見の映画については、コメント読まない方がいいですよ。感化されるから。コメントよりもポイント参考にすると良いと思う。見た映画であれば、自分なりにレビューした後に、コメント読むと面白い。オイラはそういう風に使ってます。


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20 アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

GOKさん、こんにちは♪

これ、私も観てきました。
けど、感想記事書いてないんですよねぇ。なんか、妙に書き難いというか、、、そのままになってます。いかんなぁ。

まず、私も酷評されるほど酷くないじゃん!というのが率直な感想でしたね。
ただ、「竜」の存在やら「真(まこと)の名前」について等、説明不足の点が多いことは確かに気になりました。私は原作読みですがそこまでの思い入れもないので冷静に観れましたが、物語の根源にも当たるこの2点をカットしちゃったのはやはり痛いです。
要するに、吾郎(字これで合ってます?)監督最大の悲劇は、「ジブリ」ファン&「ゲド戦記」ファン、双方を敵に回しちゃったってことじゃないでしょうか。(^^;

投稿: 小夏 | 2006/10/02 11:37

小夏さん♪ども♪♪
やっぱ「竜」は説明不足ですよね。
そして!そうそう「真の名前」ってのもありました。あれも、なんの事なのか?何の暗喩として捉えればいいのか?サパーリ判らなくてワタクシ的には、もう脳内スルーさせていました。
やっぱ根源にもなるところカットして知ってるだろ的にキャラや言葉だけ持ってきたのでは「ゲド戦記」ファンは怒るだろうなぁ…
つまり、「ジブリ」ファン&「ゲド戦記」ファン以外は、思い入れが少ない分多少楽しめるのかもですね^^;

投稿: GOK | 2006/10/02 21:48

小夏さん♪ども♪♪
やっぱ「竜」は説明不足ですよね。
そして!そうそう「真の名前」ってのもありました。あれも、なんの事なのか?何の暗喩として捉えればいいのか?サパーリ判らなくてワタクシ的には、もう脳内スルーさせていました。
やっぱ根源にもなるところカットして知ってるだろ的にキャラや言葉だけ持ってきたのでは「ゲド戦記」ファンは怒るだろうなぁ…
つまり、「ジブリ」ファン&「ゲド戦記」ファン以外は、思い入れが少ない分多少楽しめるのかもですね^^;

投稿: GOK | 2006/10/02 21:48

だいぶ変わったようですね。
逆に観たくなります。
海外では 評価は高かったようですね(ニュース)

投稿: Alain | 2006/10/04 10:18

悪い作品だ駄作だってスゲー聞かされて、
全然期待してなかったせいなのか
意外と見るべきところは、結構あるかな?
って感じでしたよ^^;

投稿: GOK | 2006/10/04 18:07

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