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2007/06/27

映◆生きる

どもGOKです。

黒澤明監督作品『生きる』(1952年モノクロ作品)

見ました。

一言で言うと、凄い作品だ。一見の価値アリ。

ところで、本筋と関係ないですが、
主演の志村喬さんってオバQのモデルか?
そんなことはないですよね^^;
いや、表情がそっくりなシーンがいっぱいあったのでw。

それから、主人公の志村さんが胃癌である事を最初に告げる
飲み屋で知り合った小説家役 伊藤雄之助さん、
嶋田久作さんに似てますよね。

内容と全然関係ないな( ̄∀ ̄;

さて、感想・・・


内容は、簡単に言うと、

主人公は、市役所の市民課の課長。
そのイスを守ること以外に興味が無く、
市民の苦情もなんのその、たらい回しで、
ルーチンワークをただこなすだけの毎日。
そんな主人公が胃癌である事を悟り、
死までいくばくもない人生を有意義に過ごそうと
悪戦苦闘する姿を描く前半と
「まだ間に合う」と市民の苦情に耳を傾け、
公園作りにその余命を捧げた時間を
残された人々が通夜の席で語り明かす
後半部分で描く作品。

と、こんな感じ。


印象的だったのは、前半部分の医者の台詞。

「もし、君がね、あの人のようにもう4ヶ月しか
命がないとしたら、いったいどんなことをする?」

あなたならどうする?一度は考えておきたい事柄である。

余命がいくばくも無いと知って、主人公の取った行動は・・・
快楽を得ようとしたが、それな虚しいだけと気付く。
そこで、何かをやりとげるという事で、
活きた時間を過ごすのである。

死に直面して初めて、諦めずやり遂げるという事に
開眼した姿は、ある種滑稽でもある。

しかし、その残した功績は大きく、残された市役所の
後輩達は、最終的に、
「自己を滅して万民の公僕たれ」
という台詞を残す。

しかし、最終的には、新課長の下、
市民の苦情もなんのその、たらい回しで、
ルーチンワークをただこなすだけの毎日に、
人々は戻っていくのである。


今から半世紀以上も前の作品ですが、
黒澤監督のこの官僚批判は、
現代社会にも通じるところありですね。
というか、この事なかれの問題たらいまわし主義は、
現実に、お役所とか大会社では、ずっと続いてる気がします(笑)

そして、この官僚批判と同時に語られる、
余命いくばくもないと判ってからの主人公の生き様の変わり様。
(こっちがむしろ重要なテーマだと思うんですが、それを際立た
せるために、お役所舞台にしているのでしょう)

生きるとはなんであるのか?
深く考えさせられる作品です。


生きる事は活きることである。
活きていない生は死んでるも同じではないのか?
そして、活きるには苦痛が伴う。

本作の主人公が、その苦痛を克服したのは、
死に直面する胃癌という病気があっての事であった。
実は、スーパーマンでも何でもないのである。
ただただ、何もしないで生きてきた。
ごくごく一般的な人間だったのである。
死に直面して、やる気をだした。
ただそれだけのことなのである。


そんな感じがしました。

見ておいて損は無い1本です。


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コメント

2007/9/9(日)9:00~
テレビ朝日系列で黒澤明ドラマスペシャルとして、
「生きる」がリメイクされます。
主演:松本幸四郎

見逃すな!!

ちなみに「天国と地獄」は今晩でつ。

投稿: GOK | 2007/09/08 14:16

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