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2008/02/12

社◆環境問題を考える2

どもGOKです。

とりあえず、漏れが、
環境問題というものを意識しはじめた経緯について
触れてみたいと思う。

え゙っ?いらない?・・・まぁ、聞けw。

そもそも、漏れにとって、
環境問題が理解しやすくなるような土壌を
形成した作品がありまして、

それは、10代後半に熱狂的に支持していた

漫画家 柴田昌弘さんの

紅い牙シリーズという作品群です。

ご存知の方も多いとは思いますが、
当時、少女漫画家でした。
今は、青年誌で活躍なさってますが、
氏は、少女漫画で、SF作品を初めて書いた人と
言われています。

その紅い牙シリーズの中でも白泉社に移ってからの作品
(紅い牙Ⅴ以降)は、社会問題を多々取り入れ
時代を先取りするようなストーリー展開で、
ワクワクドキドキさせてくれました。

実際、氏が書いた出来事事件が、作品発表された後に
実際に起きたりして、衝撃を受けることも多々ありました。

中でも、
ジャンボが原因不明の爆発を起こし、墜落。
乗客乗員全員死亡し、中にはちょうど有名人も乗ってた
なんてストーリーを展開させた直後、
日航ジャンボが御巣鷹山に墜落・・・
ほんとあれは、偶然の一致でしかないんですが、
なんでここまで!と衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。


って、あれ?柴田センセの紹介ぢゃないよなこの記事(汗)

まぁマテ。


環境問題についてですが、紅い牙シリーズにおいては、
紅い牙Ⅴの「コンクリート・パニック」あたり
から如実にとりあげるようになり、
紅い牙 最長編の 紅い牙Ⅶ「ブルー・ソネット」では、
随所に散りばめられています。

そんな中でも、面白いエピソードは、
地球を緑を守ろう という趣旨で開催される
グリーンアースロックコンテスト。

そこに、本来なら敵と味方に判れる立場の二人が
一緒のバンドで参加する事になるんです。
あえて、ストーリー上、敵と味方という表現を使いますが、
敵といっているのは、超1級エスパーでサイボーグの女の子。
味方といっているのが、一度死んだが、超人サイボーグとなって
生まれ変わった男の子。

なぜ一緒のバンドで参加することになったか?
それは、女の子が、そのグリーンアースの趣旨に賛同し、
自分の本来の立場を離れ、また素顔を隠し、
その運動の素晴らしさ、環境保護の重要さ、
そして今の社会のありようのおかしさ、汚さ、矛盾点を力説して、
メンバーを口説いていくんですね。
その思いは純粋そのもの、心底思っての行動です。

でも、その女の子は、敵となるはずの男の子への恋心も…
って、少女漫画らしいドラマティックな展開もありますw。

で、男の子は、結局口説かれ、
担当はエレキベースだったんですが、
32ビートが超絶技巧テクといわれてるのに、
彼は、64ビートで弾いたんですね。

それは、一聴してボウイングのように連続しているが、
その野太いビートは一音一音弾かれたものである事を
聞く者の耳に圧倒的な支配力をもって響く。
会場は興奮の坩堝と化し、審査員の度肝を抜き
奇跡のボウイング奏法!!!とまで言われて、見事優勝。

んだってサイボーグだもんなw。
ってな展開ですが、
あのシーンは、読んでて、まぢ異常に興奮しますた。σ(^^;


え゙っ? また話、脱線してるて?w。
いや問題はここからだから・・・^^;

まぁモチケツ。


さて、優勝したそのバンドは
グリーンアース活動のシンボルとして
国民的指示を受け、各地公演を行っていくわけだが・・・

そのバンドと契約を結ぶレコード会社が、実は、
女の子側の秘密結社絡みの組織だったのだ。

国民的思想の下、国民的指示を受けたバンドのCDに
サブリミナル的パターンを埋め込み 洗脳していく。
という、秘密結社側の戦略。

その秘密結社とは、
各先進国の軍需産業を担う私企業の連合体であった。
その目的は・・・戦争を自由に操ろうというもの。

女の子自体は、そんな事とはまったく知らなかったワケだが、
確か、秘密結社との繋がりが男の子の知るところとなり、
『やっぱりおまえは!』って展開になったと思う。

とまぁ、つまるところ、・・・
何が言いたいのか、わかっていただけたでしょうか?

 ( ̄◇ ̄;?

要するに、この柴田作品にふれる事で、
環境問題の重要性とともに、資本主義社会においては、
それすらも私腹を肥やしたり、私益に誘導する要素にも
成り得るという事。

環境問題に対してそういう土壌が、漏れの中で、形成
されたなという事をまず言いたかったんですね。

えぇ、まずです。まず。(爆)

この続きは、また次回。

・・・まぁた、意味なく、話し伸ばしてるナ・・・とか言わない(^^;



ところで、余談になりますが、
たかが1バンドで、洗脳?と、訝しがる方もいると思います。
ですが、ちゃんとそこにも伏線張ってます。
まず、そのバンドのCDですが、専用プレイヤーでないと
聴けないという状況を作ってます。
プレイヤーメーカーも当然そのレコード会社。
そう、サブリミナル的効果を充分に機能させるための
専用プレイヤーです。しかも携帯型。

当時現実社会は、カセットウォークマン全盛の時代。
まだどのメーカーもCDタイプのウォークマンは
現実社会では発表してないそんな時代に、
そんな設定をもってきてました。

だったら、余計売れないぢゃんって^^;...だよね。
ところがまだ、伏線あります。
死人にそのプレイヤーの宣伝をさせます。
死人とは、先に書いたジャンボ機墜落で死んだ有名人です。
その有名人が実は、
そのレコード会社所属の国民的TOPアイドルという設定。

不慮の事故で亡くなったアイドルが宣伝する新型プレイヤー。
国民的関心事となる環境問題のシンボルアーティストのCD。
このブロックバスターにより、新型プレイヤーは、爆発的な
普及を示していくのです。

ではジャンボの事故は偶然だったのか?
違います。
そのレコード会社ひいてはプレイヤーを売りたい
秘密結社側が仕組んだ爆破でした。

その為にそのトップアイドルは殺されたのか?
それも違います。
実は生きています。生きてはいますが、
そのTOPアイドルは、新型プレイヤーとサンプルCD
=通称、赤盤と言われるサブリミナル効果が高いCD=
によって、廃人になっていたんですね。
で、死んだのは、アイドルの替え玉だったんです。
すべては計画通り・・・

かくして、新型プレイヤーの普及により、社会に影響が出始めます。
まず子供達に・・・普段おとなしいのに、ちょっとしたことで、
キレやすくなっている傾向が・・・それにあるジャーナリストが、
新型プレイヤーとの関係を疑い、赤盤の存在を証明しようと・・・

げ。。。( ̄д ̄;

やっぱり、柴田作品の紹介になっちまってる・・・
やべ、とまんない。

今となっては、古いんですが、興味ある方は、是非
柴田昌弘 紅い牙Ⅶ「ブルー・ソネット」読んで見てクダサイ。

紅い牙シリーズは、Ⅴ~Ⅶが、一番読みやすいです。
でもⅠ~Ⅳ読んでおいた方が、ベースが広がって格段面白い。
いきなりⅦだと、登場人物についていけないかも。
Ⅶ以外は、メチャ短いです。雑誌掲載時、前後編ぐらいです。
ちなみにⅦは、コミックスで全19巻という
少女漫画SFミステリーの金字塔です。

とにかく登場人物メチャ多くて、
しかもみんなそれぞれの敵やテーマと必死に戦っていて、
それが複雑に絡み合う。
そういうお話好きな人は是非ですね。
Zガンダムとかね。

ちなみに、ここまで紹介してきた内容は、ほんのひとつの
エピソードにしかすぎません。
で、とりあげた登場人物の中に、主人公はいませんw。
凄くないすか?作品の深さを物語るっしょ^^?

さらに、敵と言った、超1級のエスパーサイボーグの女の子が
ソネットという名前の女の子です。
はい、そうです。つまり
「ブルー・ソネット」・・・敵役の少女の名前が作品タイトルです。
凄くないすか?この発想。

敵役を感情描写含めて作り込むというこの発想。
それってガンダムワールド有名ですが、
漏れにとって最初に触れたのは、この柴田センセの
『ブルー・ソネット』でしたね。

って、だから、やべ。。。本気で止まらなくなってきた・・・


ちなみに、おいらの本棚には、柴田昌弘さんの全作品が
並んでいます。たぶん漏れは無い。

柴田センセは、この超一級のSFミステリー漫画家で
あるとともに、また、かなりエッチィ作品も発表しています。
さらには、
近年流行ったメイドブームのはるか以前から
メイド萌えな同人サークルを展開していたりします。
元祖と言っても過言ではない。
しかも商業誌やってるなかでも活動してたんだから凄い^^;

商業誌の作品の女の子達にメイドの恰好させたりとか…
(最近のチャラチャラしたメイド服じゃないところが、
 またいいんだよな)


って、ヲイ・・・どんどん話、それてます(^^;

強制終了。。。。


なんにしても
昨今のエコブームや社会問題に先駆けて、
こんなストーリーを四半世紀も前に、少女漫画で展開していた
柴田センセイは、ほんとに凄いなと思う。

紅い牙Ⅶ ブルー・ソネット全19巻


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コメント

久々に読んだら、記憶とちと違うとこがありますた。
敵味方の二人が一緒にバンド組んだのは、
ロックコンテストの後でした。。。
まぁ、この記事の趣旨的に大差ないので、
修正無しって事で・・・

って、面倒なダケだったり^^;

投稿: GOK | 2008/02/14 05:58

温暖化の記事がっつり書かれてますねw

熱意と気迫がたっぷり伝わって、これが原因でまた地球の温度があがりゃあしないか心配っす(^^*)

紹介してたサイト見てみましたけど漫画(擬人化したやつ)面白いですね!

こちらの記事の通称「ブルソネ」(笑)今度機会あったら漫喫で探してみます

投稿: JOKER | 2008/02/15 00:44

殺意ぢゃなくて良かったです( ̄∀ ̄;
『のにまに。』面白いですよね~。
ほんとスゲぇところに紹介してもらっちゃった。
未だに「社◆日本はUFO戦略欠如」の記事がアクセス数トップです(爆)
「ブルソネ」(w)というか、紅い牙シリーズは、当時私のバイブルだったんですよ~。
ほんと、のめり込んでました(//∇//)ゞ

投稿: GOK | 2008/02/15 01:35

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