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2010/11/29

ド◆大河ドラマ「龍馬伝」

どもGOKです。

大河ドラマ「龍馬伝」

終わりましたねぇ~。

武田鉄矢/小山ゆう著の漫画
「お~い!竜馬」で慣れ親しんだ坂本竜馬。

今まで、記事にはしてなかったけど、
コミック読み返しながら、ドラマ見てました。

ドラマでは、「お~い!竜馬」で、
あまり詳しく描かれなかったエピソードが、
1話分とって展開してたりして、面白かったです。
特に、後半(第四部)になってからの

「第42回 いろは丸事件」
いろは丸事件での紀州藩との談判シーン。

「第43回 船中八策」で
薩土盟約がなるシーン。

は、面白かったすねぇ。

さらに特筆するなら、薩土盟約がなるシーン。

土佐 後藤から大政奉還の考えを聞かされ、薩摩 西郷が反論。
さらに、薩摩側に属す土佐 中岡が後藤を追い込むが、
緩急つけるように、薩摩側の西郷、小松、大久保、小松とつないで、
大政奉還に同意したかのような展開。
ニヤリとする後藤を尻目に、最後、
射抜くような大久保の一言で、武力倒幕のレールがひかれてしまう。
盟約最重視の龍馬は一言も発せず。

この一連の流れが、役者さんたちの、テンポよい台詞と立ち位置、
見事なアングルの切り替えで、腹の探り合いの緊迫した心理戦と、
当時の薩摩の力というものを見事に表現してくれた
超名シーンと言えるのではないでしょうか。
演技演出すべてに、めちゃくちゃシビレました。

あと今回の大河ドラマ「龍馬伝」では、
龍馬の死に至るエピソード的演出として、
この第四部、いっぱいフラグ立ってたなぁ~という印象。

いろは丸事件を大きくとりあげたのもフラグだと
思っているのですが、それ以外のフラグとして、


第46回「土佐の大勝負」
龍馬が容堂に大政奉還を決断させる直訴を成功させ、
お膳立てした後藤が、龍馬に握手を求めるシーン。
後藤の龍馬を認めつつも妬ましく、でも認めざるを得ないといった
心の葛藤が表れてる名シーンだと思いました。

龍馬を認めて味方であるかのようでも、実は、妬ましい。
味方であり敵でもある龍馬という存在を表したシーンだと思います。

そして、
第47回「大政奉還」
大政奉還を成し遂げたあとの薩摩の西郷、大久保や長州の木戸、
将軍 慶喜のつぶやき。
これらは、もう直接的に、
龍馬暗殺へつながる象徴的なシーンだと思います。


今回の大河ドラマの龍馬暗殺に対する解釈として、

龍馬は、皆が認めざるを得ない存在でありながら、
また、その存在を疎まれる存在になっていったという展開を
含み持たせていたように思えます。

42回のいろは丸事件での紀州藩

先にあげた46回の後藤の演技を通じて、
味方になった後藤でさえ、
龍馬にコンプレックスを持ってる風に描かれる。
つまりは、土佐藩としても・・・である。

また、44回「雨の逃亡者」での長崎奉行の逆鱗。
長崎からも。。。

薩摩、長州、新撰組、見回り組み、幕府は言うに及ばず、

龍馬は、誰からも狙われる可能性があり、
つまりは、誰もが内心思っていた龍馬暗殺という伏線が、
幾重にも張られている状況として描かれていたと思います。

すべては、最終回での岩崎弥太郎の言葉が、
正にそれを象徴していたかと。

そして暗殺のシーン。
誰の手先か分からぬ集団に龍馬は暗殺されます。

史実、中岡慎太郎は暗殺事件のあと、2日間生き、
状況を語ってると言われています。
もちろん現場検証も行われています。
にも関わらず、犯人には、まったくたどり着いていない。

歴史的立役者であり、皆が認めざるを得ない存在であった
龍馬の暗殺は、多くの人の妬み恨み疎まれる環境において、
闇に葬られた…事件の真相が究明されなかった…のではないか?
そして、多くの謎を残したまま存在と偉業だけが伝えられる
伝説の男になったのではないか。。。。

というのが、今回の大河的解釈なのだと思いました。

数々の偉業、死の瞬間、事細かくエピソードが残されているのに、
暗殺の真相だけが闇の中になっている坂本竜馬。
不思議ですよね。


ところで、竜馬と龍馬がどっちが本当?
と思って、Wikiったら、龍馬でした。
漫画の「お~い竜馬」は、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』から
来てるんだろうなぁ

さて、この時代の幕府側から見た漫画として、
「天涯の武士」
あわせてオススメ~。面白いヨ。




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コメント

終わっちゃったねぇ。
F1がらみで中盤見れんかった・・・けどっ面白かった!!!
オイラあの時代ってわかりずらかったけど、福山龍馬を見てて少しわかった。あの人達が居なかったら今の世の中はどんな風になっていたのかなぁ。と思たです。

実際の土佐弁高知弁はもっと早口で何言ってるかワカランですよ。ドラマだからゆっくり喋ってるけどね。
高知のおじちゃんおばちゃんと話すると、良く聞いてないと聞き取れない。
銀座にある高知県のアンテナショップも盛況だそうですよ。

次回大河50作品目は、のだめちゃんの上野樹里ちゃん。の『江』何歳までやるか知らんけど、フジの『大奥』は高島礼子。『大河葵三代』での『江』は 岩下志麻。う~ん迫力ぅ。
ママりんが、『このこあの喋り方(のだめ)で江やるの?』とマジで心配してた。
淀殿を宮沢りえがやるんだけど、ダンナは『淀殿はやっぱ小川真由美さんだよなぁ。城を枕に討ち死によっ。はしびれた~』とえ~たしか『葵三代』の時の話です。

投稿: 裏でつお | 2010/11/30 00:01

すっごく熱い時代でしたよね。
実際なまものの方言は、東北の地方行っても
やっぱわからんですよ~。

のだめバージョンで江やったら、
画期的な大河になるね

投稿: GOK | 2010/11/30 22:18

龍馬も中岡もおの若さで燃焼しましたね。

投稿:  tarou | 2010/12/05 00:12

tarouさん
コメントありがとうございます。
熱い時代でしたね~。
詳細なあらすじ読ませて頂きました。
戦国時代と幕末は、想像かき立てる逸話が
いっぱいあって面白いです。
またどうぞ~。

投稿: GOK | 2010/12/09 04:43

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