ア◆屍者の帝国
死を目前にしてなのか、作家の特徴なのか
生と死を前面に押し出した作品でした。
フランケンシュタインの話を盛り込み、
P.K.ディックの世界観にも通じる退廃的な世界で繰り広げられる
生への執着と利権や権力への執着。
敵役に安倍晋三のような思想をデフォルメしたような人が出てきて、
現政府に対するカウンターカルチャーのような側面も
垣間見た気がします。
まぁ、見る人、選ぶ作品ですね。
P.K.ディックの流れでいうとサイバーパンク的作品を期待するかと
思いますが、時代はそんなに進んでいなくて、
意外なオチを持ってきています。
個人的には、サイバーパンクというより、
全体的にスチームパンク的印象を受けました。
オチは、人によっては、意外ではないのかもしれませんが、
なぜを考えると面白いかも。
ちなみに、
P.K.ディックといえば、私が高校時代むさぼるように
ハヤカワ文庫で読んだSF作家さんです。
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
があまりにも有名。
それ原作の映画がSF映画の金字塔「ブレードランナー」である。
ルトガー・ハウアーの鬼気迫る演技が見もので泣けます。
実際泣いたσ(^^;
「ブレードランナー」は未だにパロディでも使われる
もはや記号的作品で、
日本語での「ふたつで十分ですよ」の露店店主の台詞は、
最近でも使われてます。
うーさーのその日暮らし 夢幻編 13話
「wooser’s hand to mouth life a dream play…」
↑色んな作品パロってる回で、個人的に非常に面白かったす。
興味ある方はニコ動でドゾ。
でもディックは長編より短編がすごく好きだったなぁ。
ラスト1行で視界が開ける感じがツボでした。
話それましたね^^;
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