ア◆planetarian 郡山Ver.2
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「planetarian -ちいさなほしのゆめ-」
観ました。
2回目の鑑賞になりますが、
今回は、前回、私も気になった
プラネタリウムでのほしのゆめみの解説シーンが、
本物のプラネタリウム投影を使った解説シーンと
なっており、さらには、時節と場所を反映した
郡山バージョンでの上映です。
マイ評価:★★★★★
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監督:津田尚克
出演:ほしのゆめみ:すずきけいこ
屑屋:小野大輔
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鑑賞:郡山スペースパーク 171111
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初見は、今年3月
「planetarian -ちいさなほしのゆめ-」
でしたが、本作、見れば見るほど、
愛おしくなってきますね。
本作は、劇場版の
「劇場版 planetarian-星の人-」
の詳細版前日譚というような位置づけに
なると思われますが、元は全5話からなる
配信版をまとめたものです。
ファンの間では、
屑屋とほしのゆめみの出会いを描いた
【ちいさなほしのゆめ】を屑屋の話
屑屋のその後を描く
【星の人】を星屋の話
という言い方もするようです。
原作は、今から13年前になるようですし、
ネタバレしたところで作品の本質は揺るがない
良作と感じますので、ちょい核心に触れる
感想書いちゃいます。
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ほしのゆめみは、AIが搭載されたロボットです。
そして彼女がいる場所は、
細菌汚染された封印都市
そんな場所へ
ちょい違法なジャンクブローカーの屑屋が、
入り込みます。
封印都市を管理する無人の殺人ロボットから
攻撃を受ける屑屋
逃げ込んだ先で、ほしのゆめみと出会います。
再び旅立つ屑屋を執拗に狙う殺人ロボット
万事休す!
その時、彼の命を救ったのは、
ロボット三原則に準じて作られた
ほしのゆめみだったのです。
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ちょい考えてみれば、封印都市を管理するのは
時の行政機関であり権力機構と考えられます。
その集団が、殺人ロボットを行使する。
理由は色々あるでしょう。
人手不足、効率化、もとからあった物、etc.
しかし、ひとの命を救ったのは、
ブラネタリアンの機能に特化したロボット。
汎用AIであってもロボット三原則に準じて
いるところをみると全脳エミュレーション
型の汎用AI実装機なのでしょう。
せつないすね。
たまらなくせつなくなる。
なぜ、ロボット三原則に準じたロボットが、
いる一方で、殺人ロボットも存在している
のか?
市場原理を神扱いするあまりに、
拝金至上主義の金儲け効率重視の行き過ぎた
資本主義が蔓延る現代の先進国社会も同じ
過ちを犯しそうな気がしてなりません。
そして、
生き延びたその後の屑屋が、星屋として
星の見えない世界で、生き抜くエピソード
【星の人】で描かれる物語。
幸せとは、幸福とは、
じっくり考えてみたくなる作品です。
そして今、さらなるプロジェクトが、
進行しているようです!
「planetarian」フル3D VRアニメ化プロジェクト
この際、乗っかってみようかと思ってます。
ちなみに、
【ロボット三原則】については、
前々記事『映◆BLADE RUNNER 2049』
【全脳エミュレーション】については、
前記事『ア◆攻殻機動隊 VRD(2回目)』
参照下さい^^;
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