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2019/09/14

映◆仙台短編映画祭2019

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仙台短編映画祭2019
新しい才能に出会う
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閃光』2018年 監督:鈴木郁也【17分】
夜の果て』2019年 監督:佐藤安稀【20分】
祖母』2019年 監督:大場丈夫【20分】
 
マイ評価:★★★★☆
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鑑賞:せんだいメディアテーク 190914
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上映後トークショー
 司会:山内敬(トランシネマ)
 監督:鈴木郁也、佐藤安稀、大場丈夫
 スペシャルゲスト:片桐はいり(俳優)
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上映後のトークショー含め、面白かったです。

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◆感想

閃光』2018年 監督:鈴木郁也【17分】
イジメられてる女子高生が、受け入れ続けているイジメられてる環境から抜け出る為の一歩を踏み出すまでの作品。
その選択する一歩は、マイナスの一歩なのか?前向きな一歩なのか?
僅か17分の作品ながら、彼女の人生までも振り返りながら、その一歩に導く、超印象的な作品。
作中ところどころ現れる「扉」がとても印象的。
開けちゃダメだ!開けちゃダメと思いながら見てしまいました。

夜の果て』2019年 監督:佐藤安稀【20分】
東日本大震災の被災者を扱ったフィクション。人工的な日常の風景と自然の風景の中に亡くなった故人が登場するのですが、見ていると、現世側と幽世側の区別がなくなっていって、あれ、これ、全員幽世側だったりして?とか思わせる幻想的な作品だなぁと思いました。震災もノンフィクションではなくフィクションで語る時代なんだなと実感します。

祖母』2019年 監督:大場丈夫【20分】
祖母の語りと昔の写真で綴られるドキュメンタリー。おばあちゃんのサバサバした語りでグイグイ引き込まれていきます。そして写真を通したおばあちゃんの人生。いわば、おばあちゃんの自分史を見せられているワケですが、戦争、移民政策、おばあちゃんが市井の人として過ごしてきた時代の空気観が生き生きと伝わってきます。リアル『この世界の片隅に』という印象が沸き上がりました。「生きる」という事がストレートに伝わる傑作です。おばあちゃんと監督にありがとうと言いたい作品。

 

◆トークショー
司会がトランシネマの代表 山内さん。
(トランシネマの上映会仙台で開催する際、お手伝いさせて頂いてました。という事もあり、今回、観に来たワケですが、)
スペシャルゲストの片桐はいりさんとともに、3監督の裏話、たくさん聞けて、大変面白かったです。
例えば、『閃光』の作品中の印象的なシーンでスクリーンを燃やすというシーンがあるんですが、鈴木監督から興味深い話が。。。スクリーンを女の子が見るシーンは仙台の砂浜で行って、そのまま燃やす予定が警察が来てNG!山形の山の上で出来る事になったはいいが、寒くてスクーリンが凍ってしまってなかなか燃えないという珍事。でも出来上がった映像は、氷の結晶のお陰キラキラしたスクリーンが燃える幻想的なシーンに、、、てな話とか。おもしろかったなぁ。
佐藤監督の次回作、宇宙もの月に行く話?面白そうです。
大場監督の次回作、東海村原発再稼働に関する村のドキュメンタリー!超期待!!!

 

仙台短編映画祭2019は、
9/16(月)まで開催されてますよ~。

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