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2020年9月に作成された記事

2020/09/19

ア◆劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
(2020年)
マイ評価:★★★★☆
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監督:石立太一
キャスト:
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
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視聴:MOVIX仙台 200919
舞台挨拶ライブビューイング付き上映
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Ve_200919
観ました。
待ちに待ったフィナーレです。
京都アニメーション作品至上ナンバーワンに美しく、そして、心の底から泣ける作品群です。<個人調べ^^;>
 
もう、この劇場版、泣かせに来てるって、バレバレに分かる。
 
テレビシリーズ、外伝よりも明白に泣き作品色が濃かったかな。
 
でも、やっぱ泣きますわ。
自然に涙が流れるんです。
お涙頂戴系作品苦手な人はダメかもしれない。
でも、外伝の感想でも書きましたが、
このヴァイオレット・エヴァーガーデン作品群の描く物語は、
・相手の幸福を望む心。
・相手の苦しみを除いてあげたいと思う心。
・相手の幸福を共に喜ぶ心。
 
で、満ち溢れていて、そこから湧き上がってくる涙なんですよ。
劇場版もそんなお話に満ち溢れていますが、フィナーレという事で、
それはサイドストーリー、今まで主人公のヴァイオレットがそうしてきたように、
今度は、我々がそういう気持ちで、主人公のヴァイオレットに向き合う作品なんだと思いました。
 
現在の世界が目指している、SDGsに表されるような
『多様性に富み相手を尊重した持続可能な社会』において、
必用不可欠な要素を紡いでいる作品群だと、思います。

正直、本作品群を見て、何も感じないというような輩は、
これからの世の中必要ないと言い切ってもいいとさえ思います。
「自分(or達)さえ良ければいい」と言うような第一主義、拝金主義、利己主義の思想とは、相反するものだと思いますので。
とは言え、現代は、日本ならず、世界中が、不寛容社会の波に覆われています。このまま社会が機能不全になるまでに不寛容社会に飲み込まれ続けるのでしょうか?ヴァイオレットのように心を気づく事ができるのでしょうか?とても大事な問題だと思います。個人の問題ではなく、極めて高度に社会のありようを政治的に考える必要があると個人的には考えます。規制ではなく主義思想です。本作品群はそんな事まで考えさせてくれます。

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