June 28, 2005

言◆読解力

映画や本などに、
私が求める最大級の条件は、

『切なさ』である。

『切なさを知らない人間は、人として半人前である』
とか、
『切なさの先にある希望』

なんてノーガキを事ある毎に、新海作品にあてはめたりして、
綴っているが、

もうひとつ重要なファクターがある…

それは、『読解力』である。

作品要素として、『読解力』を求められるもの
マタハ、
『読解力』を感じるものに、非常に興味をそそられるのだ。

思えば、新海誠さんの作品は、全てにおいて、どう思う?どう考える?というように、受け手側に解釈を依存する傾向が強い。

『読解力』を求めるという事は、判りやすさという観点と対極に位置するものであり、ともすれば難解という形容となってしまう。先にチラっと書いた「 メメント 」なんて映画は、受けて側の『読解力』を試すような作品だし、下手すればストーリーを負うだけで疲れ果ててしまうような作品である。

新海作品は、そこまで、難解という部類のストーリーではないが、宮崎駿に代表されるジブリ作品のような判り易いストーリーとテーマを持った作品という訳でもない。

しかしながら、暗に『読解力』を求める姿勢は、作品や彼のコメントに見てとれる。「友情」や「愛」や「対立」を明言しているわけではなく、事実を積み重ねていくような構成の作品群。NHKのトップランナーに新海さんが出演した際、『何かを感じてくれれば幸いです』みたいな事を言っている・・・その何かを明言したりはしない。

どう受け取るかは、受けて側の楽しみであり、思考する事の面白さを理解しているから出来るコトなのであろう。エンターテイメントを受け取る側として、受動的要素だけではなく、そこから先の何か?それがあった方が、面白いのでは無いか?そういう事なのであろう。私としても、そのような作品の方が長く楽しめて面白い。

答えの無いテーマ。それは、受けて自身の捉え方次第なのだ。もちろん作者が意図している部分はあるにしても それは、受けての自由なのだ。作者が想像もしなかった解釈が生まれたりする。それも含め、製作者の新海誠は楽しんでいるのかもしれない。

例えば、僅か25分という作品である『ほしのこえ』が、小説になり、まんがになった。それは小説を書いた大場惑さんの『読解力』であり、まんがを書いた佐原ミズさんの『読解力』なのである。それぞれが重点と感じたテーマで、原作を補完する形として、作品が発表されている。

このような形は、商業的意味合いでいうなら、売れ筋作品に便乗した2匹目3匹目のドジョウを狙っての事なのだろうが、そんな事よりも他の人がどう解釈したのか?というのが、作品となって読める事に、私は感謝したい。


私の場合、『読解力』というより、妄想力通り越して、暴走してると良く言われてしまうゆえ(藁、余計に、『読解力』に対する憧れは強く、他の人がどう見るのか、どう違うのかが判るという事は、視野を拡げる意味で興味深いのだ。

商業ベースにのる以上、作者個人での思惑とは違う事もあるとは思うが、多くの人が編集に係わったとしても違う味が出て面白い。そういう意味で、電車男の小説化をベースとした コミック化、映画化、ドラマ化、舞台劇などは、非常に興味深いネタであると思うのだ。

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June 26, 2005

言◆記憶

「人間はなぜ、あんなモニュメントを
 建てたがるか わかるかい?
 ・・・
 忘れてしまうからだよ。
 記憶がどんどん薄れる前に、ああいうものを建てて
 忘れないようにする・・・」

ぞくっ!ときました。

これは、浦和直樹著 『PLUTO第2巻』 「ヘラクレスの巻」にて

ヘラクレスがゲジヒトに対して言う台詞です。

そうです。その通りです。
その為にブログを書いているのです。

 忘れないために…
 そのときその時の記憶を…
 感性を…

ブログは、私にとってのモニュメントなのです。

って、ただ、健忘症なだけぢゃんσ(^^;

健忘症っつーと、どうしても メメントって映画、思い出しますね。

多かれ少なかれ、人間そういう面はあるかなと・・・
いや、あそこまでいったら異常だな。

ちと話それましたが、興味ある方は是非♪

『メメント』

健忘症の作品ですが、記憶に残る作品です(藁

私的には、結構好き★
DVDはいずれ手に入れるでしょう♪

ちなみに、みんなのシネマレビューでの評価は以下の通り。

メメント 2001年 7.18点 Review318人

なかなかの高得点です。
この監督のデビュー作”FOLLOWING”って作品も見てますが、秀逸ですヨ。

フォロウィング 1998年 7.29点 Review24人
レビュワー少ないですが、メメントより微妙に高得点です(藁

どっちも好きだぜ!クリストファー・ノーラン(監督)

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June 16, 2005

映◆みんなのシネマレビュー

みんなのシネマレビューというサイトでは、登録されてる皆さんの 映画評価の平均ポイントが参照できます。

私が、今まで感想書いた11作品は、こんな感じです。

 『作品名』制作年平均点 Review数
バイオハザードII』 2004年6.52点 109人
アップルシード』 2004年6.25点 48人
BAD BOYS』 1995年5.78点 101人
Z GUNDAM-星を継ぐ者-』 2005年5.76点 13人
リターナー』 2002年5.66点 129人
ゼブラーマン』 2003年5.58点 55人
キューティーハニー』 2004年5.32点 58人
ほしのこえ』 2002年4.58点 12人
CASSHERN』 2004年4.52点 104人
雲のむこう、約束の場所』 2004年3.25点 4人
×ドラゴンヘッド』 2003年2.84点 76人

冒頭記号は、私的評価。
 ★:私の中では10点です。DVD買い!
 ◎:良かった。DVD手に入れたい!
 ○:面白い。DVD買うかどうかは微妙。
 △:それなりに面白い。でもDVDはいらないな。
 ×:つまんね。
こんなところ。

しかしなぁ~オラが紹介した作品 軒並み評価ひくっ!
ここでは、6点以上が、言わばお勧め作品になると思われ・・・

一押しの新海誠作品『雲のむこう、約束の場所』なんて、
あまりにもポイントひく~っ!評価者激少なっ!!だもんなぁ~
よぉ~し!オラが、10点で投稿してやる!
と思ったのですが、レビュワー登録、現在は、出来ないようです。
がっくし_| ̄|○

ちなみに、感想等アップしてませんが、
既に持ってるDVDやらLDはこんな感じです・。・

『作品名』制作年平均点 Review数
ダイ・ハード』 1988年8.55点 341人
風の谷のナウシカ』 1984年8.04点 395人
レオン/完全版』 1994年8.01点 200人
ターミネーター』 1984年7.98点 322人
ブレードランナー』 1982年7.72点 174人
コンタクト』 1997年6.97点 175人
ニキータ』 1990年6.97点 126人
デイ・アフター・トゥモロー』 2004年6.10点 222人
インデペンデンス・デイ』 1996年5.40点 466人
WXIII 機動警察パトレイバー』 2001年5.25点 36人

なんとなく、私の好きな作品傾向が表れているかと・・・

ふと思ったんですが、◎以上のものを拾ってみると、
俺の映画熱ってほぼ10年周期のような・・・
特に好きな作品Best3で言えば、
1位『雲のむこう、約束の場所』 2004年
2位『レオン/完全版』 1994年
3位『ブレードランナー』 1982年
う~む。ほぼ10年おきに心に残る作品と出会える感じ・・・
次は2014年頃か・・・( ̄□ ̄;


ちなみに、現在公開中の『電車男』ですが、
現在の評価は、7.10点 Review10人 となっています。
予想以上に高くてびっくりです。まだ10人ですがね^^;
はよ見たいー


もひとつちなみに、次買おうと思ってる作品は、
ムーラン・ルージュ』 2001年 6.99点 Review306人
です~。いいよぉ~これ!オラ的に★印です。

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May 05, 2005

映◆邦画三昧

ゴールデンウィークは、WOWOWで 邦画みまくってました。
何故か、邦画・・・
いや、たまたま、話題作だったものを連発でやってたんで、

「ドラゴンヘッド」、「キャシャーン」、「アップルシード」

見ちゃいました。
三作共通なのは、漫画絡みのCG作品ってトコですかね。

「ドラゴンヘッド」は、漫画原作の実写版
「キャシャーン」は、アニメ原作の実写版
「アップルシード」は、漫画原作のアニメ

ちなみに原作読んでるのは、「ドラゴンヘッド」だけです。
全部、さほど、評価が高くないものばかりです^^;
映画ファンの方々からは、酷評受けてる作品だったりします^^;

まずは、「ドラゴンヘッド」 2003年

D_H

ん~なんすかね。
巷で言われてる通り・・・駄作ですね。

原作知ってるから とか、そういう問題ぢゃないですね。そもそも、原作のイメージと違うってところは、私としては、問題にしない部分なので、どうでもいいんですが、2回見る気になれない作品です。
見るべきところが無い=見返したいと思うところがない。SAYAKAの活舌が悪くて何言ってんだかわかんない!と思っても、まぁいいやと流してしまって、ずぇんずぇん気にならない。・
私にとって、そんな作品でした。

まぁ、強いていえば、興味持った(見る気になった)のは、このチラシの顔、ノブオ役が、映画版、電車男役の山田孝之ってところでしょうか・・・(w


他の作品の感想は、また次回

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December 08, 2004

映◆菅井君と家族石

今!島根が熱い!!はまってます。

島根県出雲地方に暮らす、極貧黒人ファミリー菅井家のお話。
ネットムービーに分類していいのかな^^;

とにかく見れ♪

いきなり直リンク!
菅井君と家族石

作ったのはね!蛙男商会♪

公式サイトはこちら↓
■ドングリソフト■ ~蛙男商会はドングリソフトの映像ブランドです~

全部見れ♪一気に見れ♪
こんなん無料で配信しやがって

すごすぎ フロッグマン♪

ってな訳で、DVD化されるそうだ!今のうちチェッキだぜ
現在8.5話+広告もの3話
メイン4話ぐらい見て 広告もの見るのがよろし

心に響くソウルフルな人生
ためになる我が家の家訓
そして、歴史に残る名ゼリフの数々・・・

  「やっべぇ~みんなごめんねぇぇええ~~~~」

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December 04, 2004

映◆ふぁーすとドラ

アニメ ドラえもんは、テレ朝版が最初ではない!

ちょっと前に↑こんなこと書きましたが、
ネットで調べる前に、TB頂きました!
いやぁ~ブログの力は偉大だ♪

↓ここに、
MISTTIMES.com Blog: ドラえもんのメインキャストがついに交代

キャスト交代の考察とか詳しく書いてあります。
その中に初期作品についても書かれてて、
ファーストについて詳しいサイトへのリンクも貼られています。

ファースト・ドラは、色々謎も多いんですね~
商業的には、失敗だったとかね

でもそんなファーストを見てたσ(^^;って・・・
しかも、ファーストの主題歌レコードまで持ってたσ(^^;って・・・

ひゃぁ~・・・ひっくり返るぅよ~、はぁ~ドラドラ♪

↑こんな感じの歌です ^^;

あ、なんか思い出してきた、確か、こんな感じ


ひゃぁ~ ぼっくのドラえもんが まっちを歩っけば
みっんな みんなが ひっくりかえるっぅよっ!

はぁ~ドラドラ はぁ~ドラドラ

まぁっるい おつむは つんつるてんだよ
???? あんよは へんぺいそくだよぉ~♪

・・・・って、確か、こんな感じ
今から思うと、これが、「どらえもん」って入力して変換すると
ちゃんと「ドラえもん」になる程の 国民的アイドル ドラえもんの歌かよっ!
って気が・・・

この持ってたレコード 確か、「ジャングル黒べぇ」の主題歌も
一緒に入ってたんだよな~

♪ウラウラ ベッカンコ~♪ って^^;

当時、そういうアニメ系主題歌を いくつかカップリングした
レコードって結構あった気がしますな

なんか凄い。急に思い出してしまった。
・・・シナプスとレセプターのつながりが
  急激に強化されました・・・

これで、明後日・・・あ、もう明日じゃん・・・の検定試験も乗り切れます。
って、勉強してねぇじゃねぇかよ!

30年前の事思い出してもインターネット検定には約に立たないと思われ・・・

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December 02, 2004

映◆「ドラえもん」4月に・・・

@nifty:NEWS@nifty:「ドラえもん」4月に一新(共同通信)


「ドラえもん」は1979年の放送開始から~大幅入れ替えは初めて。
とあるが、

思うに、ドラえもんは1979年以前にもアニメ化されてなかったか?
そん時は、大山のぶ代さんでは、なかったような・・・?
まぁ、テレ朝系という点では初なんだろうけど。。。

あれ?記憶違いかな?

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October 19, 2004

映◆バイオハザード2(★★★★☆)

bio2.JPG
バイオハザードⅡ アポカリプス
(★★★★☆)
2004年・アメリカ作品
<キャスト>
●アリス:ミラ・ジョヴォヴィッチ
●ジル・バレンタイン:シエンナ・ギロリー

ゲーム原作のアクション映画。
このシリーズの凄いところは、
ゲームを原作としながらも
映画としてオリジナルストーリーを保ち
かつ、ゲームとの融合を図っているところ。

確かにゲームを知らないと 
分かり難いところはあるが、
アクション作品として、
充分に鑑賞に堪える作品なのだ。
アクションシーンでCGは殆ど使って
いないらしい。


1作目は、まったくのオリジナルストーリーで、
原作というより、ゲームにインスパイアされて
作った感が強いが、
ゲームの世界観は、損なっていなかった。

それよりもなによりも、
主演のミラ・ジョヴォヴィッチの
ヌードシーンが素晴らしく、
暫く、頭から離れなかったが...(・ω・)
\(--;)

2作目は、よりゲームとの融合性を図っており、
ゲーム バイオハザード3のシーンが随所で見られる。
はっきり言ってバイオファンにとってはたまらない。

何よりもビックリしたのは、バイオ3の主人公ジル・バレンタイン役の
シエンナ・ギロリーが、ジルにソックリなのである。
ゲームのイメージそのままである。
よくぞ見つけたと思った。
これだけでも、バイオファンなら見ておいて損は無い。

バイオ3の名シーンが随所にちりばめられながらも
映画作品としてのオリジナル性は損なっておらず。
独自のストーリーが展開する。
真説バイオ3とでも言えばいいだろうか?

主演のミラ・ジョヴォヴィッチが演じるアリスは、
ゲームに出てこないが、まったく違和感は無い。

とにかく、アクションファンなら見て 損は無い作品と思う。
バイオファンなら絶対だ!


ちなみにこのバイオⅡのパンフで、同じくゲーム原作の
トゥーム・レイダーをこき下ろしているが、
そんなに悪いんだろうか?見てないけど・・・

ゲームのトゥーム・レイダーシリーズは、
バイオに負けず劣らず面白いんだけどねぇ~・・・

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October 09, 2004

映◆BAD BOYS(★★☆☆☆)

bad_boys.JPG
1995年・アメリカ作品
<キャスト>
●マーカス:マーティン・ローレンス
●マイク:ウィル・スミス
●ジュリー:ティア・レオーニ
●フーシェ:チェッキー・カリョ


某友人に借りました。
面白くないことはない。
でも思ったほど笑えない・・・
痛快でも悲愴でもどっちでもないってトコ

ん~ノリとアクション
どうも今見ると中途半端な気がするな~

マーカスとマイクの立場入れ替え
エピソードなんか無しにして、
話すすめて欲しかったよな~

っていうのが、本音ですね。


でも、これ、この手の作品(ビート&スタイリッシュ)としては、
エポックメイキングでヒット作だった訳でしょ。

2作目も出てるわけだし…見てないけど…
(BAD BOYS 2BAD↓)
bad_boys_2bad.JPG
やっぱオンタイムでスクリーンで
見るべきだったか・・・

でも、今見ても「おっ!」と思うところはあるね。
ラスト10分のコブラとポルシェのチキンレース
このシーンはたまらなく好き。

見てない人にはネタバレになっちゃうけど
コブラのスピンシーンはゾクゾクした。
良く撮れてます。
…ちなみあのコブラ クラッシュさせちゃうけど、
  あれは、やっぱレプリカなのかな?

それから、悪役のフーシェ
見た事あんな~とおもったら、
「ニキータ」の教官役ぢゃん!
あの時から悪役似合いそうと思ってたけど、
やっぱ似合うな。。。
彼の悪役初めて見れたので良かった。


でも、この作品では彼の扱いが中途半端、
もっと悪役として際立たせて欲しかったなぁ
立場入れ替えエピソードなんか無しにしてさぁ~
そしたら痛快娯楽大作としてもっと評価されただろうにネ

あとヒロインのジュリー役のおねいちゃん
ミニスカートが可愛いっす
でもちょっと待て、この娘の顔、誰かに似てないか・・・
あ、トム・クルーズだ・・・
見た人?そう思いませんでした?俺だけかな~??
なんか表情の作り方が似てると思いました。

にしてもミニは可愛いけどね(*^^*)フェチ?

どうせなら、この娘ともう一人で組ませて、

miami_guns1.JPG

同じマイアミを舞台にした
←マイアミ・ガンズ(注)
やってほしいよな~と思いますた。
(こっちはマイアミって言っても"舞網"って書くけどね)

(注)マイアミ・ガンズ
  97年頃からマガジンスペシャルに掲載された
  美少女コップものの
  はちゃめちゃドタバタコメディーマンガ。
  百瀬武昭著。

オタ的話題になったところで
この辺で・・・


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